ワイシャツ等の『襟』や『袖口』は、特に汚れやすい部位です。
2023年9月、hinataは、更に洗浄力をUPさせました。
ですが、あるお客様から「襟や袖口の汚れをしっかり落としたい・・」というお言葉を頂きました。
という事で、ここでは、頑固な襟汚れの原因と具体的な落とし方を解説いたします。
黄ばみの原因は皮脂
襟回りは、人の首や肩の皮膚とこすれやすく、その際に皮脂がワイシャツの繊維の奥まで染み込んでしまいます。
特に、汗をかきやすい人は皮脂の分泌が盛んなため、襟回りが黄ばみやすくなります。
また、整髪料が襟に付くことも黄ばみの要因です。
黄ばみは紫外線や空気に触れることで酸化するため、早めに対処しなければどんどん濃くなってしまいます。
また、黒ずんでいる場合の原因は、ほこりが付着した状態。
その原因も、黄ばみと同じく皮脂です。
黒ずみは、皮脂に加えてほこりやゴミが蓄積してしまった状態なので、黄ばみ以上に頑固な汚れです。
酸素系漂白剤でつけ置き
洗濯機で洗濯する前に、酸素系漂白剤をぬるま湯に溶かし、ワイシャツを30分程度漬け込みます。
洗濯機で汚れが落ちない原因の一つは、冷水で洗濯していることにあります。
冷水では脂が溶けず、皮脂の汚れを落ちにくくしているのです。
酸素系漂白剤は、汚れの色素を破壊し取り除くという役割があります。
30分ほどひたしたら、そのまま洗濯機で洗濯。
重曹とクエン酸の中和作用を利用
アルカリ性の『重曹』と酸性の『クエン酸』の中和作用を利用するという方法もあります。
重曹とクエン酸を混ぜたときに発生する『泡』は、汚れに入り込んで浮き上がらせる効果が期待できます。
水250mlに対して小さじ1杯の重曹を混ぜた溶液を作り、スプーンで黄ばみや黒ずみ部分に塗っていきましょう。
その後、水100mlに対し小さじ半分のクエン酸を混ぜた水溶液をスプレーに入れて、同じ場所に吹きかけると、中和作用で発砲しはじめます。
中和作用は、汚れを浮かび上がらせる効果は高いものの、汚れを落とす効果は薄いので、軽く揉んだり水ですすいだりして汚れを落としましょう。
その後は、洗濯機で普通に洗濯します。
強力な酸素系漂白剤と重曹
今までのどの方法を試しても、汚れが落ちない場合は『酸素系漂白剤』と『重曹』を用いた方法を試してみましょう。
ただし、この方法は色や柄が落ちてしまう可能性があるため、必ず白地のワイシャツで、そして洗濯表示を確認した上で、問題ないことを確かめてから行いましょう。
まず、酸素系漂白剤をぬるま湯に溶かします。
その溶液と重曹が2:1の割合になるように混ぜた後、スプーンやブラシで汚れている部分に塗っていきます。
この状態のまま、アイロンのスチームを当てましょう。
アイロンの代わりに、ドライヤーを使っても良いでしょう。
汚れが落ちていくのを目視できるでしょう。
最後に軽く水洗いし、洗濯機でいつもと同じように洗濯すれば処置は完了です。