A:まず重曹は、弱アルカリ性。pHも9未満の最も弱いアルカリ性に入ります。

通常の洗剤は洗剤自身がpH9〜10の弱アルカリ性のため、重曹を入れて洗剤を規定量より減らすとすると、アルカリ性はさらに弱まります。

アルカリ性が弱まると、通常洗剤(弱アルカリ性)では汚れ落ちが悪くなるはずですが、そうはなりません。

理由は、重曹と水道水のミネラル分が結合することにより、金属石けん(石けんカス)の発生を押さえ、泡立ちをキープしているからです。

このことから推察されるのは、水道水の中のミネラルを重曹水が吸収し、洗浄の補助となっていると言えます。
重曹が、いわゆるキレート剤や金属封鎖剤的に緩く作用しているからです。

伊都の国洗剤hinataは中性ですが、このときもやはり水中のミネラル分を重曹との結合で働かなくしてあげると、本来の洗浄力を発揮させやすくなるため、洗剤の使用量を半分に減らせます。

本来キレート効果は、クエン酸の方がより高いのですが、水道水とクエン酸だけで洗濯物を予洗いしてあげたほうが、さらに効果は期待できます。

汗や泥汚れは、ミネラルなので、酸の中和反応が使え、水が軟水化するからです。
しかし、クエン酸は、濯ぎの時の柔軟作用に用いた方がより合理的です。